305F

(旧大牟田線303+310-360→宮地岳線304+305-355)

(07/03/27@西鉄古賀〜西鉄福間駅間)


〜History〜

07/03/31の西鉄新宮〜津屋崎間廃止まで活躍した吊り掛け駆動車。元は303+353、310+360
という編成で大牟田線で活躍していたが、宮地岳線転属に際し353は廃車、303+310+360で
3連を組み、304+305+355に改番された(モ320組込でない3連は転属の際改番している)。

(大牟田線時代車番)303+353は300型2次車、310+360は300型3次車にあたる。
つまり(宮地岳線車番)304は「モ303」、305は「モ308」に分類され、同じ電動車でも
全長,全高,全幅,自重,定員等に微妙に違いがあった。
(台車にも違いがあったが、宮地岳線転入に際し同じ狭軌台車に交換されている)
2次車と3次車の混結編成ということで、306、307編成程ではないが地味に異質な編成だった。

(01/07/20@貝塚駅)

後述の600型3連(608編成など)と違い、3連化にあたり中間の305は運転台を撤去せず
運転機器もそのまま残されていた。これが後の304廃車に伴う2連化で再び活用される。

なお宮地岳線に転属した全ての300型は、宮地岳線が狭軌であるため台車を交換している。
そのため、大牟田線時代とは同じ吊り掛け駆動でも走行音が違う。


(07/03/27@香椎花園前駅)

転入後車体更新を受け、その際3連の前面は全て355のような非貫通スタイルに改造された。
しかし、この時305や311は2両目に使用されており先頭に立つことがなかったため
前面に関しては他編成のような車体更新を受けず、比較的オリジナルに近い形状を保っていた。
そのため、305編成や311編成は、津屋崎側の電動車は原型に近い顔であるのに対し
貝塚側の付随車は3連用の非貫通顔というように、前後で違う顔となっていた。


(07/02/09@和白駅)

その後3連→2連への減車のために304が廃車となり、305+355の2連となった。
304を廃車にした直後は、しばらく305に貫通幌が残ったまま運用に入っており、塗装を除けば
オリジナルの300型に近い表情が見られた。しかし、まもなく幌は除去、幌受けも撤去された。

貫通扉中央にある小窓のような部分は、大牟田線時代行先表示を入れていた部分である。
ここに縦書きで「福岡」などと表示していた(600型も電動方向幕を導入する前は同じような
行先表示を使用していた。608編成621編成にその名残が残っていた)。


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