モエ811(旧301)

(03/03/15@筑紫車両基地・許可を得て撮影)


〜History〜

301-351の301を単行改造し救援車としたもの。301編成は300形一次車とでも呼ぶべき
存在であり、2扉セミクロスシート急行用であった。一次車は他に302編成が存在した。
大牟田線最後の釣り掛け駆動車であり、当然ながら、宮地岳線に転属した編成のような
台車交換、車体更新は受けていないので、300型原型の形状を知る貴重な手がかりとなる。
(勿論塗装は300形原型のものではなく、側面中程の扉は改造の際後付されたもの。)

(03/03/15@筑紫車両基地・許可を得て撮影)

貫通路白帯部の「救援車」表記の部分は行先表示を掲出していた部分。この書体に
黒字で「大牟田」など行先を表示していた。305,311,608,621編成なども参照。
03年3月に614編成が運用離脱し、モエ901に改造されたため、静かにその使命を終えた。
運用開始は1939年の大牟田線全線開通時。
用途を変えながらも、実に60年以上大牟田線で活躍し続けたことになる。


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